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ゴビ砂漠に広がる「サジーの里」 新疆の貧困世帯を潤す「黄金の粒」

中国・新疆ウイグル自治区のタリム盆地北西端に位置するアクス地区ウシュトゥルファン県は、果物のサジーが広く栽培され、「中国のサジーの里」と呼ばれている。県面積の約4分の1を占めるゴビ砂漠を活用し、「黄金の粒」を生み出している。

 サジーはビタミンCの含有量がナツメやキウイよりも高く、健康に良い「ビタミンCの王様」と呼ばれている。寒さや乾燥、塩害に強いため、ウシ県はゴビ砂漠での大規模栽培に力を入れている。

 ウシュトゥルファン県・イェンギアワト郷にあるサジー栽培組合管理スタッフのバツアー・クルバンさんは、春に植えたサジーの低木の水やりに励んでいる。「経済的に貧しい世帯の15人で組合を作り、今は月に1000元(約1万5000円)以上を稼いでいます」と語る。

 イェンギアワト郷では昨年から、ゴビ砂漠で半径数十キロの範囲にサジーの木を栽培。順調に育ち、緑色の葉が生き生きとしている。ウシ県でサジーの栽培面積は約66平方キロに達し、果実の年間生産量は80トンを超える。サジーはジュース、油、お茶などに加工され、広く愛用されている。

 ウシュトゥルファン県林業草原局の王国良副局長は「サジーは成長が早くて収穫作業も簡単で、収穫量も多い。農家の収入を増やし、環境保全の役割も果たしている」と説明する。

 サジーの木は密集して栽培でき、砂漠でも根をしっかりと広げる。防風、防砂、保水効果があり、自然環境が厳しい中国北西部で栽培する地域が増えている。

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